店内の音質の悪いスピーカーからは購買を訴求するアナウンスが虚しく響く。

ローソンが成城石井を買収すると報じられていますね。買収金額は550億円で、ローソンはスーパー事業に新しい収入源を求めると同時に、スーパーとコンビニで食品の仕入れや運送などを共同で行うことで調達コストを引き下げ、収益力を高めたいとし、買収後は出店を加速させるという。

家の近くにコンビニがある。仕事の帰りにフラっとよって、入り口付近の雑誌コーナーを眺め、目的のドリンクを手に取り、眩しい店内を一通り見渡しレジに並んだ。

僕の知る限り、コンビニは毎週何らかの新商品をリリースしている。弁当、パン、惣菜、お菓子、ドリンク、雑貨など10〜20、多い時で30点程の新商品が陳列されている。同時に売れない商品は居場所がなくなり棚から消えていく。

コンビニの特性上、日常的に利用するユーザーが多いため、飽きさせない工夫が必要なので、どんどん新商品を投入し、アクティブな感覚を重視するそうだ。

ただ、コンビニの商品にはどれも魅力を感じない。みんなとっくに気づいてるけど言わない。いくら新商品が出たところで嬉しくも何ともないし、良くてブロガーのネタになる程度です。

何故なのか?

商品を企画するメーカー、パッケージをデザインするデザイナー、それを運ぶ流通業者、販売店員の努力はとても凄いことです。

素人にはマネの出来るものではないし、それ自体価値があるものなのですが、コンビニという半プレハブでできたような蛍光灯で青白い箱の中では、商品はみんな魅力を失う。店内の音質の悪いスピーカーからは購買を訴求するアナウンスが虚しく響き、いっそうの虚無感を煽る。

何とかなんないのかな…
とりあえず明るい過ぎるんですよ。