デザインの目的が曖昧なら難易度は上がり、モチベーションは下がる

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デザインの良し悪しは、制作を始める前にはほぼ決まっています。目的がはっきりしていれば、その目的を達成するために最適なデザインが必ずあります。
社会的な要因やクライアントの要望、自らの経験則から判断し、可能な限り目的を達成させるための可能性を追求します。
追求した結果、じゃあいついつにこんなチラシが必要ですねとか、サイトのこのページをこう変えようということが決まり何をすべきか明確になります。

この段階でデザインの99%は決定していて、ツールの形、フォント、配色、コピー、レイアウト、ビジュアル要素を整えていきます。
例えれば、週末にバーベキューをするとなれば、場所、時間、人数、食材、調理器具、セッティングを決めますね。デザイン制作はこれと本質的には同じですね。

しかし、目的が曖昧だったり企画がいまいちだとデザインは途端に難しくなります。たまにそんな状態で担当者が丸投げで「納期は充分あるから良いも作ってよ」と言ってくる方がいますが、これ大抵の場合失敗に終わります。

デザイナーは感覚的に成功するか失敗するかシビアに見ています。目的が曖昧だとこれじゃ大した成果は得られないだろうなと思い、最悪モチベーションの低下にもつながります。

そうならない為に、目的をはっきりさせ、実現可能かどうか充分に検討する企画段階からブロジェクトに関わり、デザインを作り上げて行きたいですね。